バジェナートの映画


 パンゲ・マエストレ、かっこいい。


 彼が出演した1986年の映画で“La Boda Del Acordeonista”というのがある。さわりだけビデオをもっていて、全部とおしてみたいんだけど入手はムリっぽい。



 バジェナートの映画といえば、今年公開されたこんな映画も。
“Los Viajes del Viento”

 映画の宣伝文句風にまとめると・・・バジェナートのアコーディオン奏者、イグナシオ。かつて悪魔とピケリアで対決をして勝ったものの、その呪いで孤独なフグラール人生を送っている。呪われた楽器を持ちぬしに返して、二度とアコーディオンを弾かないと決めて、最後の旅にでた彼の前にあらわれた少年フェルミン。あこがれの名人につきまとうフェルミンだが、自分のような人生をおくってほしくないと思うイグナシオは、フェルミンを遠ざけようとする。それでも、ともに旅を続けるうちに、ふたりのあいだには奇妙な師弟関係がかたちづくられていく。コロンビアの北部をめぐる旅路のはてに、ふたりのみたそれぞれの運命とは?

 監督は私がみたコロンビア映画のなかでは一番の傑作“La Sombra del Caminante”のシロ・ゲーラ、主演は「フンタの女」ほかバジェナートの作曲家として知られるマルシアーノ・マルティネスとかなり本格的(もっともマルシアーノも演技は素人かも知れませんが。)
 もちろんDVDが出れば買うけど、映画館でやらないですかね。
(※追記:あまりおもしろくなかったw)



“La Sombra del Caminante”

 内戦で片足をうしなった初老の男と、彼をせおってボゴタの街をあるく若者。コロンビアを引き裂いた内戦を背景に、ふたりの出会いとわかれを白黒フィルムにえがいたゲーラのデビュー作。いい映画ですよ。