2011年のバジェナートの王様はアルメス・グラナ-ドス


 私はうっかり仕事を入れてテレ・カリーベの中継をみることができなかったのですが、2011年第44回バジェナート伝説フェスティバル・プロ部門は、3位はマヌエル・ベガ、2位はフェルナンド・ランヘル(この人は私のお気に入り)、王様はアルメス・グラナードスに決まりました。御年52歳、詳しくは調べていませんが、1987年に51歳で「王様の中の王様」になったコラーチョ・メンドーサ(ただしコラーチョの場合は1969年に35歳で王様になっているし、そもそも彼の若い頃はフェス自体がなかった。)を超えて最年長記録かも。
 アルメスの兄は伝説のアコーディオン奏者兼アコーディオン職人・オビディオ・グラナードス*1、さらに今やフェスティバルのカヘーロとしてパブロ・ロペスの後継者といったかんじのメモ・グラナードス、甥っ子には1999年の王&2007年の「王の中の王」・ウーゴ・カルロス・グラナードス、2005年のバジェナート王・フアン・ホセ・グラナードスがいます。Dinastía Granados(グラナードス王朝)強しといったところでしょうか。やっぱりアコーディオンは子どもの頃から弾いてないと難しいのかな。とにかく、おめでとうございます。

*1:1968年の初回大会でアレホ・ドゥラン、エミリアーノ・スレータ、ルイス・エンリケ・マルティネスらと王座を争った人。ただし、初期のディオメデス・ディアス以外、ほとんど商業録音はしていない。本人いわく「恥ずかしがりだから」とのこと。