Somos Pacifico

Somos pacífico, estamos unidos   あたしたちはパシフィコの出身 みんな団結している
Nos une la región   故郷が あたしたちの外見が
La pinta, la raza y el don del sabor   ラサが 生まれ持ったサボールがあたしたちを結びつけている
Somos pacífico, estamos unidos   あたしたちはパシフィコ みんな団結している
Nos une la región   故郷が あたしたちの外見が
La pinta, la raza y el don del sabor   ラサが 生まれ持ったサボールがあたしたちを結びつけている


Ok! Si por si acaso usted no conoce  オーケー、もしひょっとしてあたしたちのことを知らなければ
En el pacífico hay de todo para que goce   パシフィコでは楽しめることがいっぱいある
Cantadores, colores, buenos sabores   歌手たち、色彩、すてきなサボール
Y muchos santos para que adores   あなたが崇拝すべき多くの聖人たち


Es toda una conexión   全部がコリージョ*1つながり
Con un corrillo, Chocó, Valle, Cauca   チョコー、バジェデルカウカ、カウカ
Y mis paisanos de Nariño    そしてナリーニョのあたしたちの仲間たち
Todo este repertorio me produce orgullo    すべてのレパートリーからあたしの誇りが生まれる
Y si somos tantos    そしてもしもあたしたちがちょっとしたもんだっていうなら
Porque estamos tan al cucho   それはあたしたちが街角にいるから


Bueno, dejemos ese punto a un lado   さて、その話は横においておいて
Hay gente trabajando pero son contados   働き詰めなのにちっとも払ってもらえない人たちがいる
Allá rastrillan, hablan jerguiados    あちらではレーキで地面をならして 叫んで
Te preguntan si no has janguiado   あんたにたずねる 外に出て遊ばないのかって
Si estas queda’o    こっちに来ないの 
Si lo has copiado, lo has vacilado   そっくり真似してみない 体を揺すってみなよ
Si dejaste al que está malo o te lo has rumbeado   嫌なことを忘れて楽しまないって


Hay mucha calentura en Buenaventura   ブエナベントゥーラには熱いものがいっぱい
Y si sos chocoano sos arrecho por cultura, ey!   もしもあんたがチョコアーノだったら あんたはカルチャーのアレーチョ*2


Unidos por siempre, por la sangre, el color   永遠の団結、血の、色の団結
Y hasta por la tierra    そして故郷の団結
No hay quien se me pierda    おれが失う仲間は誰もいない
Con un vínculo familiar que aterra    これはぞっとするような家族のつながりなんだ
Característico en muchos de nosotros   おれたちの多くがもつキャラクターで
Que nos reconozcan por la mamá   おれたちの母親がおれたちをみわけるんだ
y hasta por los rostros    そして顔つきによっても


Étnicos, estilos que entre todos se ven   おれたちのみんなにあるエスニシティとスタイル 
La forma de caminar    歩き方
El cabello y hasta por la piel   髪の毛と肌の色まで
Y dime quién me va a decir que no   おれに聖パチョの話す声が
escucho hablar de San Pacho    聞えないっていうヤツがいるなら教えてくれ
Mi patrono allá en Quibdo, ey!    わがキブドの守護聖人*3


Donde se ven un pico y juran que fue un beso    ピコ*4を互いに交わして これがベソ*5だって誓う場所
Donde el manjar al desayuno es el plátano con queso   豪華な朝食がチーズ付のバナナだって場所
Y eso que no te he hablado de Buenaventura   おれはブエナベントゥーラの話をしてるんじゃないぜ
Donde se baila el currulao, salsa poco pega’o   みんながクルラオをサルサの一種みたいに踊る場所 
Puerto fiel al pescado    魚に忠実な港
Negras grandes con gran tumba’o   ケツのでかいネグラ
Donde se baila aguabajo y pasillo,    川のほとりで
en el lado del río    おれの仲間の黒人の若いヤツらが
Con mis prietillos     アグアバホやパシージョを踊る場所


Es del pacífico, Guapi, Timbiquí, Tumaco   それはグアピ、ティンビキー、トゥマコ
El Bordo, Cauca   カウカのエル・ボルドの出身
Seguimos aquí con la herencia africana    おれたちはここでアフリカの遺産とともにやっていく
Más fuerte que antes    今までよりずっと強く


Llevando el legado a todas partes   どの場所にも しっかりした方法で
de forma constante     伝説をこの身にこめていく
expresándonos a través de lo cultural    文化で 音楽で 
música, artes plástica, danza en general   美術で ダンスで
acento golpia’o al hablar   強いスタッカートのアクセントや話し方でおれたちを表現しながら
el uno,dos,tres, al bailar   1、2、3、さあ踊ろう
después de eso seguro hay muchísimo más   そうすればもっといいことがあるとおれは確信している


Este es pacífico colombiano   これがパシフィコ・コロンビアーノ
Una raza un sector   ラサ、セクトール
Lleno de hermanas y hermanos   兄弟と姉妹にみたされた
Con nuestra bámbara y con el caché   ピカピカに光ったおれたち 祝福に満ちたおれたち
Venga y lo ve usted mismo    こっちに来て自分自身をみろよ
Pa vé como es, y eh!    自分がどんなだかみてみなよ
Piense en lo que se puede perder, y eh!   何を失ってしまうかも知れないのか考えろ
Pura calentura y yenyeré, y eh!    純粋な熱とエンエレー*6

Y ahora dígame que cree usted    おまえが信じるのものを言ってくれ
Porque Colombia es más que coca, marihuana y café.   コロンビアはコカインとマリワナとコーヒーだけの国じゃないんだぜ

 チョック・キブ・タウンはいいよね!いかにもチョコーという感じの歌詞もいい。「ラサ」は、「人種」「民族」と訳されることが多いですが、人種や民族に限らず、もっと緩やかな意味の「文化」や「地域」などを基盤に同じアイデンティティを感じる集団ということなので、このままにしました。ところで、このバンドは、なんとずいぶん前に日本盤もでているようです*7*8
 ちなみに私はブエナベントゥーラ以外に太平洋岸地方を訪れたことがなく、仕事でも太平洋岸出身者と話した経験がほとんどないのですが、いくらコロンビアとはいえ、こんなに若い連中でも二人称単数形は一部“vos”で基本“usted”なんですかね?

*1:お祭りでのどんちゃん騒ぎ。パシフィコ弁です。

*2:一言で訳しにくいのですがパシフィコ弁で「お祭り騒ぎの興奮で熱くなった」という意味です。“saboroso”ともちょっと違うかな?例えばボゴタでこの地方の音楽をやるとして宣伝文句が“Directamente desde Pacifico con la arrechera y la sabrosora !”って感じ。

*3:聖パチョこと“San Francisco de Asís(サン・フランシスコ・デ・アシス)はキブドの守護聖人です。その歴史は1648年にこの地にフランシスコ修道会の宣教師が訪れたときにまでさかのぼりますが、その後アフロ系宗教とのシンクレティシズムが進みました。

*4:軽いキス。

*5:“ピコ”との対比ならディープキスでしょうか。

*6:「スイングやテイストを持っていること」です。

*7:http://www.clinck.co.jp/merurido/dtl.php?ky=BG5085   アフロ・カリブ=ヒップホップ+アフロビート+レゲエ+クンビア」なんて紹介されているのはちょっと・・・ですが売れないコロンビア音楽を日本で紹介するのはほんとうに素晴らしいことです。

*8:ついでにみつけてしまったのですが、この紹介も・・・ →http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=7280 「SOMOS PACIFICO(俺らはピースだ/平和な社会/大西洋を代表ETC,,)と歌う」・・・???・・・